嫉妬というのは口に出すと軽くなる

そうなる前に、表に出すことをおすすめします。「いやー、気づいているかもしれないけどさ、あなたのことがとても羨ましいんだよねー」というように、さらりと本人に伝える。「羨ましい」と言われてイヤな気分になる人はいないし、不思議なことに嫉妬というのは口に出した瞬間、軽くなるものなのです。

では逆に、自分が嫉妬される立場だとしたらどうでしょうか。この場合も、ありのままを正直に伝えることです。

「最近、イライラしているのは、ひょっとして実力もないのに私が先に昇進したなんて思ってるから?もしそうだったら、どういうところができてないのか、教えてほしいんだ」

こんなふうに真正面から言われたら、相手も毒気を抜かれてしまいます。

また最近多いのが、女性活躍推進のため、「女だから」管理職になれたんだろうと男性から妬まれるケース。こんなときも、「私が女だから昇進したってところもあるかもね。でもチャンスが巡ってきたからには、頑張ろうと思うんだ。だから応援してね」と言ってしまえばいいんです。

人間である以上、嫉妬せずに生きるなんて不可能です。嫉妬は上手に利用すれば、「あの人のようになりたい」という発奮や願望になる感情。上手に使わずに無理やり抑えつけるなんて、もったいないですよ。

【対策】「最近、イライラしている?」と言ってみる

(構成=長山清子)
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