「メディアの仕事5%、診療95%」のバランスが正しい
とはいえ、中高年タレント女医がサバイブするのは不可能ではない。「ベストマザー賞」を受賞した友利新さんのように、「よいお母さん」というポジションを目指すコースもある。
また、向井千秋さんのように、若い頃から女性であることを売りにせずスキルと経験で勝負したタイプは、中高年になっても邪険にはされない。向井さんは現在、東京理科大学特任副学長という要職に就き、周囲からの信頼も厚い。
あるいは、「ミスコンやタレント活動は青春の思い出」として早めに引退し、本職の医療にまい進するのも悪くはないだろう。
結局のところ、しっかりした本業があってのタレント活動ということだ。宋さんはツイッターのプロフィールに「メディアの仕事5%、診療95%」と書いている。今回のトラブルを、ぜひ今後の活動に生かしてほしい。