たとえばITバブルに乗って株式や投資信託に投資し、バブル崩壊で損した人も多い。そこで損したまま撤収した人がいる一方で、崩壊前に売り抜けた人、損をしながらも次の手を考えて行動できた人もいる。「他人に言われるがままで、やり方を自分で選択できないのなら、運用はやめたほうがいい。下がったときに、自分で投資先を組み替えられるかどうかが一番重要。自分で考えながら投資しないと、うまくはいかない」(畠中氏)。
自分で判断できる人、失敗を糧にできる人にしか、投資で富を得るチャンスはない。
※各グラフはリサーチプラス調査(2016年10月5~7日)のアンケートデータ。「世帯年収1000万円以上だが比較的生活に余裕がない」「同300万円台以下だが比較的余裕がある」とそれぞれ回答した者(各100名)が7つの設問に応じた回答をもとに編集部作成。
「単年の結果でなく、5年、10年経ったときに平均で3%、4%の利回りが出ていることを目指すことが大切です」(同)