親と自分の終活をセットで考える

親と自分の終活をセットで考える発想も重要です。親世代の多くは持ち家があり、亡くなったあとそこに自分が住むのか。空き家になってしまうのか。有料老人ホームに入るのか。終の住処のことも含めて、親が元気なうちに話しておくほうがいいでしょう。

▼40代に戻れるなら、何を一番大切にしたいか?
・やりたいことをやり残さず、心残りのないようにすることが一番だが、40代は雑念も多く、素直になれない時期でもある。改めて一生のタイムスケジュールを確認すべきだろう(福岡県)
・親の終活を見て、将来に向けて心の準備をしたい(栃木県)
・金のかからない生活スタイルを身につける(東京都)
・身辺の整理整頓を早くからやるべきだった(愛知県)
・もう少し年金型保険を増強すべきだった(神奈川県)

調査概要●「60歳以上の男性120名の後悔」はインターネット調査によって、一般男性より回答を得た。調査日は2017年11月16~17日。(調査協力=NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション)

井戸美枝
ファイナンシャル・プランナー
著書に『身近な人が元気なうちに話しておきたい お金のこと 介護のこと』など多数。
 
(構成=村上 敬、山本菜々子)
関連記事
老後に後悔しない「親孝行」をする方法
家庭より仕事を優先したシニア男性の後悔
仕事人間の老後は心底寂しいものになる
"毎月10万円"がないと絶対に老後破綻する
「余命1年」迷惑をかけない人生の終い方