少ない年金、物価高、平均寿命の延伸……。おひとりさまが老後のお金の不安から解放されるにはどうすればいいのか。おひとりさまを7つの属性に分類し、FPの井戸美枝さんにマネープランを考えてもらった。

お金の不安の解消法に決まった正解はない

家族のサポートを受けられないおひとりさまが頼れるのは自分の財布1つだけだ。平均寿命が延び続け、物価上昇に終わりが見えない状況下では、たとえ万全の備えをしたつもりでも死ぬ前に貯蓄が尽きてしまう可能性がある。自分の老後資金や生活費だと何歳まで貯金をキープできるのか、一度計算してみたほうが安心だ。

そこで、婚歴(未婚・離婚・死別)、年収、性格(堅実・浪費家)、貯蓄額(老後資金)、年金受給額などでおひとりさまを7つのタイプに分け、全員が100歳まで生きると仮定し、60歳からの40年間の家計をシミュレーションした。その結果、老後への備えが不十分な人や低年収の人はもちろん、堅実に準備してきた人や高年収の人も含めた全員の家計が、100歳になる前に破綻してしまった。