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勉強のためにカフェで読書
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① 心構え
英語プレゼンを控えていても、いきなりスピーキング練習は×

物事の解像度が上がる「複眼的思考」とは

翻訳アプリがこれほど発達した時代に英語を学ぶ必要があるのか。そんな疑問を持つビジネスパーソンは少なくないのではないかと思います。

確かに、旅行で使うコミュニケーション程度なら翻訳アプリでも間に合います。しかしビジネスの現場では取り返しのつかない齟齬そごが起きかねません。

たとえば、商談の際に「それは難しいですね」と遠回しに断ったとします。翻訳アプリにはdifficultと表示されます。英米人には「難しいけれど、やれる」と解釈される可能性が高い。アプリで翻訳された文字や言葉の表層だけを見ても、相手が話した内容の背景に気づけずに、マイナスの結果をもたらしてしまう場合もあるのです。

英語を学ぶメリットは、単に意思疎通の齟齬をなくし、コミュニケーションを円滑にするだけではありません。相手の価値観や、文化の理解を深めて「複眼的思考」を可能にします。

「複眼的思考」とは何か。ひとつ例を挙げましょう。

「おはよう」という意味のGood morning.は、直訳すると「よい朝」です。なぜこれが朝のあいさつなのか。実は、Good morning.の前には、Iwish you a が省略されています。つまり本来の意味は「あなたによい朝が訪れることをお祈りしています」です。

一方、日本の朝のあいさつは「朝からお早くいらっしゃいましたね」の「お早く」が「おはよう」になりました。英語の「お祈り」に対し、日本のあいさつは「事実描写」なのです。英語では、どんな天候でもGood morning.ですが、日本では悪天候なら「ヒドい天気ですね」をあいさつ代わりに会話を切り出すこともありますよね。

朝のあいさつを比較しただけで、英語と日本語では発想がまったく異なることがわかります。こうした発想や文化の背景の違いを知るだけで、視野が一気に広がり、物事の解像度が上がります。その気づきこそが「複眼的思考」につながります。

プロすら1~2技能しか“商品”にならない

英語学習にあたり、意識してほしいことがあります。それは、学ぶ目的をはっきりさせること。目的が曖昧なまま英語の4技能をまんべんなく伸ばそうとする人は少なくありません。

英語を、読む、書く、聞く、話す。これが、英語の4技能です。もちろんすべてできるのが理想ですが、現実的ではありません。英語を仕事にするプロですら1〜2技能に特化しています。