なぜ女性同士は対立しあうのか。バブルvs氷河期、既婚vs未婚、子ありvs子なし……。男性にはわかりづらいその仕組みを、コラムニストの河崎環氏とマーケターの牛窪恵氏が分析する――。

対立の筆頭は「世代間ギャップ」

女たちが対立している。働き方の違いや子どもの有無など、きっかけは無数。「女同士で足を引っ張り合わずに、仲良くすればいいのに……」と、感じる男性は少なくないのではなかろうか。

男女差や世代論に詳しいマーケターの牛窪恵さんは、「私が調査を通じて見聞きしてきた中でも、女性同士の価値観の対立や確執は数多く存在します」と語る。そして、それは生き方、働き方や人材の多様性が広がる現代において、「標準」とされるものがなくなっていることが原因だと続ける。

「標準」というひな型が失われることで顕在化した対立の筆頭は「世代間ギャップ」だ。一方の主役となるのが40代後半から50代半ばの男女雇用機会均等法第一世代(以下、均等法世代)で、結婚や出産によって離職せずに働き続けた女性が管理職世代に突入したことにより、下の世代との間に温度差が生まれている。