どん底生活で夫の成功を確信

住まいはボロボロのトタン屋根、クリスマスディナーは1串40円の焼き鳥と、かなり悲惨な生活でした。

そんな状況でも、夫は「これって、いつかネタになるよね」と言うんです。それを聞き、何の根拠もありませんでしたが、「この人なら絶対に再起できる」と確信しました。

ですので、夫がどんなに辛そうでも「大丈夫なの?」などとは聞かず、何事もなかったかのように振る舞っていましたし、金銭面では、私の収入からいろいろと補填していました。

貧乏生活でも、夫といると居心地がいいんですよね。そこで初めて「お金と結婚するんじゃない」ということに気付きました。「素晴らしい夫がボロボロな状態でいてくれるから、よその女に狙われなくてすむ。むしろラッキー!」と思っていたくらいです。

確信は見事に当たり、その後、夫の事業はV字回復。人から億万長者と呼ばれるまでになりました。今では、私の事業も応援してくれています。

私は夫のすることすべてに対して、賛成します。何をしようが反対はしません。夫はさまざまな事業を手がけていて、なかには驚くようなものもありますが「おもしろそうだね」のひと言だけ(笑)。これは、たとえ収入がゼロになろうとも、夫と一緒にいられて、頭さえ使えれば何とかなると私が心から思っているから、言えることだと思います。

子どもたちはまだ小さいですが、夫が可能な限り育児に関わってくれるので、とても助かっています。今は子どもとの時間をつくるために、仕事をセーブしているくらいです。「夫がバリバリ仕事をしてくれたらもっと稼げるのに」とも思いますが、夫が今のペースがいいというならばそれがベストなのです。