ステップ2:運営する金融機関の「手数料」をチェック

一方で、手数料が安い運営管理機関を選ぶことは、全員に共通するポイントです。

個人型確定拠出年金に加入する際にかかる手数料には「加入時手数料」「口座管理手数料」の2つがあります。

「加入時手数料」は初回に一度だけ口座の開設手数料として、国民年金基金連合会に一律2777円支払うものです(一部3857円の運営管理機関もあり)。

重要なのは「口座管理手数料」です。これは、運営管理機関に毎月支払う手数料です。月額167円のところもあれば月額642円の機関もあり、運営管理機関によって異なります。数百円違うだけならどこでも良いか……とは思わないで下さいね。チリツモですから。

確定拠出年金は、掛け金から口座管理手数料を差し引いた額で商品を購入します。

たとえば、毎月2万円の掛け金で金融商品を購入すると、掛け金2万円から月々の口座管理手数料を差し引いた金額で金融商品が買い付けられます。口座管理手数料が月200円だと1万9800円、月625円だと1万9375円で金融商品が買い付けされます。つまり、同じ商品を購入するなら、口座管理手数料が安い方がたくさんの口数を購入できるということです。

運用が長期間になればなるほど、月何百円の差が最終的には大きな差になります。
できるだけ、口座管理手数料が安い運営管理期間を選びましょう。

特定非営利活動法人 確定拠出年金教育協会が運営している「iDeCoナビ」のウェブサイトでは、手数料の比較や商品の品揃えなどが確認できます(http://www.dcnenkin.jp/search/commission.php)。