物欲を寸止めしてお金を貯める心理学
下の空欄に記入をして、貯蓄額の目安と現状を比較してみましょう。
<理想と現実 あなたの場合は?>
貯蓄している額【 円】÷手取額 【 円】×100=貯蓄率【 %】
【理想(目安)】
手取額【 円】×貯蓄率の目安【 %】=貯蓄したい目安額【 円】
ボーナス 手取額【 円】×20%=貯蓄したい目安額【 円】
では、最後に無理なくお金を貯めるコツをご紹介しましょう。
(1)「先取り貯蓄」をしよう
先にお金を使って、後から余った分を貯めるのではなく、お給料が入ったらすぐに積み立て口座に移して、残りのお金で生活する「先取り貯蓄」がオススメです。
勤めている会社に財形貯蓄があれば利用しましょう。財形貯蓄はお給料から天引きされますので「最初からないつもり」で貯められるという利点があります。
(2)ざっくりと1カ月の予算を決めよう
家賃や水道光熱費、電話代などは、毎月それほど変わらないので把握しやすいと思います。
問題は、食費や服飾費などの月ごとに増えたり減ったりしがちな支出項目です。はじめのうちは、使ってもよいお金を1週間分決めてみましょう。1カ月の食費が3万円なら1週間では7500円ですね。そうすると1日に平均して1000円くらい使っても良い、ということがわかります。
(3)3回に1回は我慢してみよう
欲しいものが見つかったとき、衝動的に買ってしまうのではなく一度考え直してみましょう……というのは正しいのですが、欲しい気持ちが強いと買うために必要な理由をあれこれ探してしまうことになるかもしれません。
そこでもっと機械的に、3回に1回はがまんする、といったルールを作りましょう。これは絶対に必要だ、と思っていても意外になんとかなるかもしれませんよ?
(4)アメとムチを用意する
先ほどのがまんするルールに似たものですが「コレを買ったらアレを買わない」「◯◯◯円貯まったらコレを買ってもよい」というように、アメとムチのルールを作りましょう。
お金が貯まらない人の理由のひとつは、例えば、2つ欲しいものがあれば2つとも買ってしまうというところにあります。どちらも必要だと思っても、どちらか1つは諦めましょう。「3回に1回は我慢」「2個のうち1個は諦める」といったルールをしっかり守って物欲を“寸止め”し、前出の天引き貯金を徹底すれば、「いつの間にか貯金」ということも可能でしょう。
節約も大切ですが、楽しくお金を使うことは、自分自身や経済全体にとってもよいことです。収入と支出の適当なバランスを保ちつつ、楽しく買い物を楽しみましょう。