教師に敬遠される子どもの「育てられ方」
今回考えたいのは、密かに可哀相な結果になっている子どもたちです。
それが、「大切」に育てられた子どもたちです。具体的には、きちんと叱られないで育てられている子どもたちです。
悪いことをしたのに、叱られない子どもは、不幸です。子どもの善悪の判断基準は、親の教育によって決められます。一般的には、1歳半ぐらいから善悪の判断ができるようになるそうです。それ以前は、そもそも認識ができないため、叱っても無駄です。親が危険を取り除き、周りの方の迷惑にならないよう配慮するしかありません。
では、幼児期以降はどうか。叱るのは無駄ではありません。むしろ必要です。ところが、適切に注意を受けたり叱られたりしていないで育つ子どもは少なくありません。
それは、「むごい教育」の始まり。
覚悟を持って、子どもたちが本当に「大切」に育てていかれることを願っています。(次回は、叱られない子どもはどう育つかについて論じます。)