とはいえ、NISAで忘れてはならないのは元本保証のない世界だということ。さらに、NISAならではのデメリットがあることも再確認しておこう。

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(図1)損失が出た場合、税金が多くかかることがある(図2)途中で移管した場合、税金が多くかかることがある

「課税口座なら、ある口座で利益が出て、他の口座で損失が出た場合、税金は利益から損失分を引いた額にかかります(損益通算)。ところがNISA口座で損した場合は、その損失分を差し引くことができないので、税金をたくさん取られます(図1を参照)」(八ツ井さん)

また、NISA口座から特定・一般口座に移管して株価が上がった場合、税金がより多くかかってしまうケースもあるので要注意だ(図2を参照)。

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