ミスを減らすために川淵さんがやっていること

では、具体的にドライバーの打ち方を語ってもらおう。

「初心者、アマチュアの場合、ミスショットの原因はふたつしかありません。ボールを見ていないか、肩が回っていないこと。このふたつに気をつけるだけで、ドライバーショットは違ってきます。ただし、どんなに気を使ってもミスがなくなることはありえない。プロでもアマチュアでも、会心の当たりは全体打数の5パーセントといわれています。トップしたりテンプラしても、前へ進んだら、それでいいと納得することです。その代わり、空振り、チョロ、OB、池へ打ち込むことは絶対に避ける」

川淵さんが言ったことは、あらゆるゴルフ教則本に書いてあることだ。ゴルフレッスンの常識とも言えるだろう。ただし、わかっていることと、それを実行できるかどうかは別の話だ。「わかっちゃいるけどやめられない」ミスが出てしまうのが一般ゴルファーなのである。

ミスを減らすためにまず川淵さんがやっていることは、「打つ前のチェックポイントをいくつかに制限する」「慎重に打つ」。このふたつだ。

「打つ前にチェックしているのは5つです。素振りをしながらチェックします。

足を大きく開いているかどうか、ボールをちゃんと見ているか、肩を回してスイングしているか、左足体重になっているかどうかを確認します。そして、最後にグリップをゆるく握っているかどうかを見る。

この5つです。これ以上、チェックポイントを増やすと、頭が混乱してしまう。初心者は直さなきゃいけないことが多すぎるから、せいぜい5つくらいにしておいた方がいいでしょう。このなかで、どれがもっとも大切かといえば、それはやっぱりボールを見ること。空振り、チョロ、ダフり、トップ……、いずれも原因はボールを見ていないからです。ボールさえちゃんと見ていればクラブは必ず当たります」

※本連載は書籍『川淵キャプテンにゴルフを習う』(野地秩嘉 著)からの抜粋です。

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