FP山口京子さんの結論●子どものいる家庭はケチりすぎも禁物です
どのご家庭も、家族で思い出づくりできるようなレジャーで素敵ですね。こういう経験に基づいた記憶は大人になっても古びないものです。特にAさんは、お子さんも喜んでいるはず。でも収入の半分は使いすぎかも。元気に仕事をしているうちはいいのですが、退職後もこのペースのまま通えるかどうか考えてみましょう。ガマンするというより、20、30年後も大好きなミッキーに会おうという考えに変え、通うペースや使う費用を若干抑えて貯金に回してもいいかもしれません。
Bさんのレジャー費は年収からして適切ですね。ただし、アウトドア系の趣味は釣りやモトクロスなど、趣味がどんどん広がって支出が増えていくことがあるから、どこかで線引きしてもよいかもしれません。
Cさんは使わなすぎ……。子どもの感性を育む投資として、お金をかけるのはいいことなので、他のレジャーもある程度楽しみましょう。あと市民農園は期限があります。“畑ロス”にならないよう、早めに次の趣味を見つけておきましょう。
名古屋市生まれ。フリーアナウンサーから上京を機にFPに転身。テレビ、ラジオ、雑誌などで活躍。著書に『5ステップで貯まらん人を脱出 FP山口京子式 家計簿いらずの貯まるお財布メソッド』『「そろそろお金のこと真剣に考えなきゃ」と思ったら読む本』など。