時間管理がお金を呼び込み、人生を成功に導く
ポイント4▼「お金や時間に使われない」意識
私の人生の師匠は、6年前に99歳で亡くなった禅寺のお坊さんですが、その師匠に教えていただいた言葉のひとつに「お金も時間も使うもの」というものがあります。
「お金がない、ない」と言ってお金に追われているのもお金に使われていますが、逆に、お金持ちになってもお金のことしか考えていないのもお金に使われているということです。
ポイント5▼「忙しい、忙しい」と言わない
同様に、「忙しい、忙しい」というのは時間に使われていることになります。お金も時間も使うものというのは、お金も時間も自分でコントロールしなければならない、さらに言えば、お金や時間をコントロールすることで、自分の人生のコントロールをするということだと私は考えています。
ポイント6▼「時は金なり」を正しい解釈する
一方、「時は金なり」という言葉があります。ベンジャミン・フランクリンの言葉だと言われています。時間はお金と同じくらい大切なものだという意味ですが、私は、「時間をコントロールできる人が、お金もコントロールできる」というふうに解釈しています。
残念ながら、多くの人にとって、生まれながらにお金は平等に与えられていません。しかし、逆に多くの人にとっては、長期の時間を別とすれば、時間はほぼ平等に与えられています。その時間を有効に活用することが、良い仕事をし、結果的にお金を得るというふうに私は考えているのです。
ポイント7▼いい手帳にこだわる
そのためには、時間をコントロールすることが大切で、朝の時間の有効活用が欠かせないのです。さらには、それにふさわしい手帳が必要です。例えば、月間目標を立て、その達成状況を振り返ることによって、さらに次の月の目標を立てるという一連の流れが自然にできるような書き込み欄のある手帳であれば、より朝型生活へのシフトもしやすくなるでしょう。手前味噌ながら、私が監修した『小宮一慶ビジネスマン手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、そうした点に留意したものです。