近頃は節税本が数多く出版され、元国税調査官が著したベストセラーもあります。しかし、税理士の立場からいうと、内容には誤りや古い情報も混じっています。

企業に掛かる税金の金額は、その企業の益金(収益)から損金(費用)を引いて算出します。益金を正しく申告したうえで税額を減らすには、損金を増やせばいい。だから、どこまで損金として認められるかが節税の焦点となります。

社長が社用車として乗る“中古のベンツ”も節税対策の一つ。本来、クルマは6年かけて減価償却により損金にするのが税法上の決まりですが、4年落ちのクルマは、期首に購入したのであれば、その年に購入代金のほぼ全額を損金にすることができるのです。