本気で取り組むなら「仲間」をつくれ

英語学習では、単語の暗記に苦手意識をもつ人が多いのですが、単語だけでなく、使われやすい文脈ごと覚えておくと活用の幅が広がります。そのために便利なのが単語帳アプリ「zuknow」。暗記カードの作成のほか、有名講師やNHKラジオ講座の単語帳も有料で共有できます。

●zuknow
――「NHK講座」もある単語帳アプリ

フラッシュカードと呼ばれる暗記帳を作るアプリ。基本無料。(左)画面をタップすると裏返り、意味が表示される。(右)カードは自分でも作れるが、 SNS 機能を通じて、ほかの学習者が作成したものを共有したり、NHKラジオ講座などのフレーズ集を有料で購入することもできる。決まった時間に学習を促す 「プッシュ通知」が便利。

実力をさらに伸ばすためには、ネーティブの発音や表現に触れることが欠かせません。上質なサービスとしては、リスニングでは読み上げアプリの「Umano」、リーディングでは電子雑誌アプリの「Zite」がおすすめです。

●Umano
――英文ニュースを無料で読み上げてくれる

海外の有力ニュース媒体やブログから厳選された記事を、英語圏のネーティブが読み上げてくれるアプリ。無料。(左)「New York Times」など良質な記事が揃っている。音声を流しっぱなしにする機能や、音声を2倍速にする機能が便利。なおリスニングに不安がある場合は、英文を しっかり確認すること。(右)閲覧記録も残る。

●Zite
――あらゆる記事を「雑誌スタイル」で読む

ネット上のコンテンツを雑誌風に見るアプリ。無料。(左)「Twitter」のアカウントなどと紐付けることでユーザーの嗜好を分析し、自動で記事を収集してくる。ビジュアルが美しいので、楽しく読める。まずは「記事の言いたいこと」をつかむ意識で、大雑把に読むとよい。(右)ジャンルやキーワードで絞り込むこともできる。

最後に紹介するのは学習SNSの「Studyplus」。個人の進捗状況を記録するだけでなく、同じレベルの仲間をつくることもできます。1人での学習はくじけやすいものです。本気でスコアアップを狙うなら、ぜひ仲間をつくりましょう。

●Studyplus
――仲間をつくると勉強も楽しくなる

学習時間を記録してグラフで可視化するアプリ。無料。(左)教材を設定し、勉強の計画をカレンダーに登録すると、進捗状況がグラフになる。(右)SNS の機能があり、人気のある教材や同じ目標をもつ人たちの学習時間などが確認できる。タイムラインで仲間と勉強を記録・共有すると、自然にやる気が出て、学びの習慣がつく。

渡邉 淳(わたなべ・あつし)
英語学習コンシェルジュ
1984年生まれ。東京外国語大学ポルトガル語学科卒業。出版社勤務などを経て、2013年より独立。留学なしでTOEIC990点(満点)を2回取得。Twitterアカウントは@porpor35。
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