●攻めと守り(ファイナンシャルプランナー 深田晶恵)
深田晶恵氏

株価が好調になると、つい気分が浮かれ財布の紐が緩くなるが、実際はまだ給料はそれほど上がっていないはず。消費税アップ、モノの値上げで家計負担が重くなる14年。「攻めと守り」の合わせ技のマネープランが必至である。

●シンギュラリティ(神戸大学教授 塚本昌彦)
塚本昌彦氏

この言葉は、コンピュータの計算能力が全人類の知能を超える瞬間のことを指している。

コンピュータは人類を生かしておいてくれるか、それとも……。少子化問題以上に影響は大きいのではないか。シンギュラリティの時期は迫っている。人間はコンピュータにどんな態度で向き合うべきか、議論する年になってほしい。

●グローバルシンキング(コミュニカ代表取締役 山元賢治)

東京五輪に向け、日本が真にグローバルな国になる最後のチャンスがやってくる。日本人は世界から訪れる人を幸せにしよう、という心意気をもってほしい。

●DV冤罪(弁護士 堀晴美)

ありもしないDVをでっち上げられるケースが増えている。離婚したい妻の策略だ。2014年はもっと目立つことになるだろう。

●Eコマース(エニグモ代表取締役 須田将啓)

Eコマースが爆発する年になる。大手やベンチャー、海外勢などからEコマースのサービスが出そろい、激戦となる。Eコマース事業者だけでなく、マーケティングツールや保証サービスなどを提供する周辺事業者も盛り上がるだろう。

同時に取捨選択が進み、2014年度中に勝ち負けが明確になるだろう。急成長する市場だからこそ、他社との違いは何かという明確な戦略が問われる1年になる。