社員が自動車事故を起こします。なぜでしょうか。それは時間に余裕がないからです。
「何分に出ればいいや」と思って気をゆるめていると、お客様から電話がかかってきたりして、結局慌てることになる。忘れ物を思い出して、引き返すこともある。こうなると「急がないと遅刻する」と焦って、強引に黄信号を渡る余裕のない運転をするから、それが事故につながる。
1日は24時間しかありません。それは自分の命と同じです。今日という日は1回しかありません。明日取り戻そうとしても無理です。ということは時間は命そのものではないでしょうか。時間を守ることは命を守ること。時間を大事にすることは命を大事にすることです。社員に3分前到着の重要性を教えることも社長の大切な役目です。
※本連載は『絶対に会社を潰さない 社長の時間術』(小山昇 著)からの抜粋です。