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プレジデント2012.4.2号「お金に愛される習慣」より。(年収1500万円以上=n349、年収500万円台=n350)

夫婦の関係においても同様。夫婦の間ですれ違いがあったときに、相手のほうが悪いと思うから、問題が起きるのだ。

そうではなく、たとえば奥さんが食事をつくらなかったとしたら、奥さんをそのような気分にさせている自分が悪い。家に帰ったときに、奥さんの機嫌が悪かったとしたら、それも自分が悪い。

もしかして、「ただいま」という自分の声が暗かったのかもしれない。

ぜんぶ自分が悪いのだと、まずは思え。

そうすれば、自然と解決策が生まれてくる。ところが、相手のあそこが悪い、ここが悪いと言い出すから、何の解決にもならず、同じ諍いを繰り返す。

自分にとっての新しい気づきがないだけでなく、人間的な成長もなくなる。自分が成長しないどころか、どんどん後退していくことになるのだ。

つまり、とても自分のせいとは思えないような不運に遭っても、すべてが自分のせいであると自然に考えられるのが、1億円以上を稼ぐ人の思考である。

ほかの誰のせいでもない。自分が引き受けていくしかないと思えば、すべてに覚悟を決めて向き合うことができる。そのときには、これまでのやり方では通用しない。考え方そのものを変えなくてはならないかもしれない。

だが、まずは「起こったことは、すべて自分のせい」と受け止めることができるかどうか。すべてを自責と考えることができる人は、何があってもポジティブに解決策を考えていける人でもある。

そして、そのような前向きな行動力をもった人だけが、とてつもない報酬を手にすることができるのだ。

【年収1億を生む黄金則】「他責」はひとつもなく、すべてが「自責」であると心得る。

(※『プロフェッショナルミリオネア』(プレジデント社刊)第1章「考える、失敗を積む」より)

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