1■お客さま番号で顧客情報に瞬時にアクセス
週間欄にぎっしり並ぶ顧客アポ予定の下には、「お客さま番号」を書いておく。会社の端末に入力すれば、すべての顧客情報を瞬時に引き出すことができる。電話番号など各種資料の持ち歩きが制限される時代ならではの工夫といえる。
2■緑、赤、黒の色分けで優先順位を
顧客訪問や電話フォローで気づいたことはその都度メモ。基本は鉛筆だが、絶対に忘れてはいけない事項は緑色で書く。特に見込みありと判断した案件に関しては赤で○、見込みなしと思えば×。時間を開けて営業する際の備忘録にもなる。
3■行動計画表から週のタスクを付箋に書き写す
左のメモ欄に、金曜にイントラで作成する「週間行動計画表」から翌週のタスクを付箋に書き写し貼る。ピンクは必ずやること、白は可能ならやること。実行予定日の朝にパソコンに貼りかえて終了したら捨て、終わらなければ貼り直す。
4■付箋を下から剥がしてメモ、自分を追い込む
メモ欄の付箋は下から剥がし、空いたスペースには気づいたことをメモ。週内にタスクを前倒しで進めるよう自分を追い込んでいく。「週末にメモで真っ黒になったらよく働いたと思うんです」。用件が終了したものには「済」印を。
5■土日の欄には本部からの大口入金情報を
土曜日の欄に本部のコールセンター(DMC)のスタッフからの顧客情報を、日曜日の欄に退職金など大口の振り込み情報を記載。情報がきた翌日に、該当顧客に電話でフォローし、見込みの有無を判断して○×をつける。
6■外貨のレートや投信情報を後半のメモ欄に
外貨購入時の為替レートと金額、投資信託などの購入情報も付箋に書き、後半のメモ欄に貼る。相場が急に動いた際に買値やレートをすぐ伝えて安心感を与えるとともに、次の選択肢をすばやく提案。
7■月間予定欄は定期預金の満期日リストに
月間予定欄には、毎月送られてくる顧客の定期預金の満期日を書き写す。アポなしで客先に寄ったときにも、この欄を見てすぐに満期日を答えれば、顧客の信頼も増し、次の提案につなげることができる。