「ママ友」との付き合いはどうすればいいのか。上手に手を抜く子育てをする「ズル親マインド」を提唱する咲良ともこさんは「『ママ友とは仲良くなければいけない』は幻想に過ぎない。むしろ本当に必要なのは、『しょぼい私』をさらすことができる仲間だ」という――。

※本稿は、咲良ともこ『ズルい親ほど子は育つ!』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

台所で話をする赤ちゃんを抱えた女性
写真=iStock.com/kohei_hara
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SNSの「キラキラママ」から生まれるストレス

心の余白を奪う原因のひとつに、人間関係があります。

たとえばママ友の「うちの子は塾で特待コースに入ったのよ」という話しや、SNSで流れてくる“キラキラママ”の完璧そうな育児風景。

そうした“他人の言葉”や“他人の生活”と、自分の中の「できていないところ」を比較してしまい、モヤモヤとした気持ちが生まれ、余白が奪われていきます。他人の価値観に振り回されて自分が何を大切にしたいのかわからなくなります。

アドラー心理学には「すべての悩みは人間関係」という言葉があります。

また人間関係の悩みの多くは「比較」から生まれます。

お金持ちになりたい? それはお金がある人とない人がいて比べるから。

やせたい? それは太っている人に比べて「やせてるほうがいい」とされているから。

つまり、悩みは必ず「人」が介入して生まれるものなんです。たったひとりでは悩みは発生しません。無人島でひとり暮らしなら「私ってブス?」とすら思わないですよね。だって、比較する相手がいないのですから。

「他人の正解=自分の正解」とは限らない

ただすべての比較が悪いわけではありません。自分の「現在地」を知るための比較はOKです。「あの人は目が大きい、私の目は小さい。でも小さい目もかわいいな」とか「彼女は優しい、私はせっかち。でもせっかちも役に立つな」という風に。

つまり他人との比較は、自分の個性や唯一無二の素晴らしさを確認するときだけ!

「やりたくないことリスト」に「他人と比べて自己否定すること」と書きましょう。

大切なのは、「他人の正解」をそのまま自分のものにしないことです。誰かにとっての最適解が、自分にとってもしっくりくるとは限りません。

人間関係も自分が心地よい関係、自分のペースでいられる人を選ぶこと。エネルギーを奪われる相手とは、距離を置いてもいいのです。必要以上に合わせようとしない。それは自分を守るための賢い選択です。