人から勧められたことを、すぐに試す素直さがあるか?
他人から意見やアドバイスをもらったときに、素直に耳を傾けることができるのも、「稼ぐ人」に共通する特徴です。
自分にわからないことがあれば、その分野ですでに実績を出している人や、自分よりも稼いでいる人から学ぶのがいちばんです。私の場合は、ファイナンシャル・プランナーとして多くの富裕層に接してきた経験を生かし、いまよりももっと稼ぎたい人たちに対して、稼ぐエッセンスを伝える本を出版したいと考えていましたし、いまも考えています。そのため、編集者や出版プロデューサーなど出版業界のプロフェッショナルな人に、時間とお金を使って会いに行き、素直に教えを請うよう心がけています。
「稼ぐ人」になるための近道は、何の分野であれ、メンターと呼べる人を持つことです。たとえば売り上げアップの秘訣を聞くならこの人、部下のマネジメントについて相談するならこの人というように、自分が強化したい分野に1人ずつは欲しいところです。時間を見つけてはメンターに会いに行き、彼らの視点を自分の生き方に取り入れることで、成功に近づくことができるはずです。
ところが自尊心の高い人は、他人から素直に学ぶということができません。自分1人で何でもできると勘違いして、他人の意見を聞こうとしないので、成長のしようもないのです。また、「私はどうせ○○です」とか、「でも、無理です」のように否定的な表現を口にする人がいますが、このように自分で自分を決めつけてしまうことも、成長の妨げになります。まずは素直な気持ちで、他人の意見に耳を傾けてみてください。