ZEV規制は“骨抜き”に
1990年秋に、カリフォルニア州が定めたZEV(ゼロ・エミッション・ヴィークル=排ガスゼロ車)規制も、同様の圧力によって“骨抜き”にされていく。ZEV規制は大手メーカーに対し、販売量の一定以上をEV(電気自動車)など排ガスを一切出さないクルマにせよ、という規制。当局と業界との綱引きが演じられ一度は無力化していくが、90年のZEV規制により世界の大手自動車が、電動化へと動くきっかけとなった。
もっとも、現在EVのキャスティングボートを握るのは、90年当時に動き始めた日産やフォルクスワーゲンといった内燃機関を持つ大手ではなく、テスラや中国BYDといった内燃機関を持たない新興企業である。新興企業は、内燃機関を守る必要がない。
霞が関への陳情
地下鉄の赤坂見附駅の改札を出て、地上に上がってすぐのパチンコ店。鈴木修は2人の部下を従えて、店に入っていく。軍艦マーチがけたたましく響くなか、2人に500円ずつ軍資金を渡し、やがて台を決めて電動式ハンドルを握る。蟄居していた頃、歌舞伎町などでよく打ったが、当時はまだ手動で球を弾いていた。しかし、手動でも電動でも、大切なのは釘である。その向きや間隔の見極めが、ポイントだ。
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