2015年に同性婚を合憲としたアメリカ最高裁

もっとも、信仰の篤さは人によって異なる。また、LGBTQに関する考えもさまざまで、LGBTQ当事者にもキリスト教徒は多くいる。キリスト教徒であるからといってLGBTQに不寛容とは限らない。

アメリカ最高裁判所は2015年に同性婚を合憲とした。これはアメリカにおけるLGBTQ運動の歴史に大きな足跡を残すものだ。しかし、トランプ政権第一期に保守派の最高裁判事の任命が続き、続くバイデン政権で米国初のオープンリー・ゲイかつ同性婚者の閣僚となったピート・ブティジェッジ運輸長官(民主党)は、合憲の裁定が覆される可能性を示唆した。

最高裁判事は終身制であり、多くの場合は高齢による引退が起こると大統領が指名、上院が承認することによって新たな判事が決まる。判事は9名で、リベラル派と保守派のどちらが多数を占めるかで、判決に大きな影響が出る。トランプは第一期政権時に3名の保守派判事を指名、バイデンはリベラル1名を指名。