国民1人当たり2万円の給付金が及ぼす家計へのインパクトはどうだろう。

1世帯当たりの平均所得557.1万円(24年の試算値)に対する、1世帯当たりの給付金支給額は約5.6万円(試算値)。ということは、今回の給付金は名目所得の1.0%のインパクトになる。24年度平均の全国消費者物価指数で、生鮮食品を除く総合指数が前年度比2.7%上昇だったことを踏まえると、「物価上昇で失った購買力の一部を現金給付で補てんする」(同)程度が相当といえそうだ。