「スマホ置き場」が実は充電器だった

③ 「atami」(東京・赤坂見附)

赤坂見附駅からすぐの場所にある薪火焼きハンバーガー専門店「atami(アタミ)」。わずか8席のカウンターのみ、「全員一斉スタート」スタイルの小さな店で、昼間しか営業していない。薪火を駆使したコース料理を出してくれるのは高橋輝さん。コースのメイン料理がハンバーガーである。

カウンターに着席すると手前に畳素材のコースター? のようなものが置いてあり、最初は「白木のカウンターを傷つけられないようにこれを用意していらっしゃるんだな」と、店主のご厚意に感謝しつつスマートフォンを置くと、なんとそのまま充電が始まった。割烹や鮨店、焼き鳥店など「白木一枚板のカウンターが自慢」という風情の店では、カウンターの上にスマートフォンを置いていいかどうか、料理の写真を撮っていいかどうか非常に気を遣うのだが、こんなさりげないサービスに迎えられて本当に感動。インバウンドと思しき客もお見受けしたが、旅行中はなにかと電源が無くなりがちなので余計にありがたいサービスだろうな、とも感じたのだった。

煙を駆使して、黙々とさまざまな料理を作り上げる高橋輝さん
筆者撮影
煙を駆使して、黙々とさまざまな料理を作り上げる高橋輝さん。カウンターの両端に小さく写っているのが、畳素材のスマホ充電シート。

土鍋ごはんが炊けたら“喜びの舞”を踊ってくれる

④ 藁焼みかん(福岡・春吉)

写真を見ただけでは「なにがそんなに嬉しいのか?」と思われるかもしれない。だが、しかし、それはあなたがこのハートウォーミングな瞬間をまだ知らないからだと恐れながら申し上げる。福岡の飲兵衛たちに深く愛される居酒屋「藁焼わらやきみかん」では、お腹がぺこぺこの人からちょっとおいしい酒とつまみで楽しみたいという人まで、あらゆる客を優しく楽しくもてなしてくれる。