まず、「ブタ財布」から脱却しよう

突然のお財布チェックにも慌てず騒がずのmuccoさん。すっきりとしたシルバーの折財布はmuccoさん同様スリムで素敵。3年以上お使いになっているとのことです。

【藤川】ちょっと財布を見せていただけますか?

【mucco】あ、今回のご本で「お金の貯まらない人はブタ財布を使っている」と書かれていましたね。

【藤川】ああ、やっぱり。カードの枚数が少ないですね。いつもこんな感じですか?

【mucco】はい、いつもこんな感じです。

【藤川】結構長くお使いですか?

【mucco】3年ぐらい使っています。新しくしたほうがいいですか。

【藤川】そんなことないです。お財布は3年でパワーがなくなるという人もいますが、お金持ちの人たちって、3年どころか、10年使っているよという人も結構います。すごくきれいに使っているから、10年も使っているように見えない。muccoさんもぜひ大事に使ってください。

【mucco】ありがとうございます。

【藤川】私が本で書いている「ブタ財布」というのは、(1)レシートと領収書とお札が一緒のところに入っている、(2)クレジットカードやポイントカードが何枚も入っている、(3)小銭がじゃらじゃら入っている、で、結果としてお財布がパンパンになって、型崩れしている、というものです。隠れブタ財布というのもあります。長財布でチャックつきのものは、カードを何枚も収納できるので、みかけはすっきりしていてもあけるとパンパンみたいなことがありますね。muccoさんのお財布のようにポケットがついた2つ折財布というのは管理が難しいんですよ。

【mucco】小銭は先に出すようにしています。

【藤川】内ポケットにもほとんど何も入れていないですね。カード1枚だけ。普通はここにもパンパンになっています。

【mucco】ショップカードは極力持たないようにしています。いつも行くスーパーとドラッグストアの2枚くらい。

【藤川】クレジットカード、ショップカード、銀行のカードあわせて全部で10枚。スッキリしていますよね。お財布を見ると、その人のお金の管理の仕方が見えてきます。お金でもモノでもきちんと管理できる人は、そもそも自分の管理できる範囲内の物しか持たないんですよ。