耳に残る天気の解説は「濁音」にあった
ある時、音楽関係の本を読んでいると、「濁音は強く聞こえる」と書いてあった。「確かに……」と小林さんは腑に落ちたという。
「ゴジラやキングギドラは強い怪獣ですが、濁音をとると、コシラ、キンクキトラと急に弱々しく聞こえます。それなら天気はどうだろう? と考えると、強い雨という印象を残したいならザーザーという表現が合います。強いけど短時間の雨ならザーッと降る雨。反対に霧雨ならサーッと降る、がいいですよね。風もヒューヒューより、ビュービューのほうが強く聞こえます。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
