酒の席で気が大きくなり、「大船に乗ったつもりで任せろ」と大見得を切ったものの、酔いが醒めれば叶わぬ約束。にもかかわらず、相手が約束の履行を迫ってきた──これはありがちな話だ。

原則として、口頭での約束でも契約は成立する。例外として、借金の保証人になる約束をした場合など、書面がなければ契約は成立しないものもある。