小さな光も絶対に入れてはいけない

睡眠科学の研究者は、マウスを使った実験を日夜くり返しています。実験条件を厳密にコントロールしておこないますが、なかにはPCモニターの電源をオフにせず、小さな電源ランプをつけたまま帰るおっちょこちょいな学生も。するとマウスの睡眠リズムは大きくくるい、実験は台無しになってしまいます。

光はそれほどまでに、睡眠リズムを左右します。最近では「自然な覚醒のために光を通すカーテンを」「カーテンの端を数cm開け、朝の光が入るように」などの情報も広まっていますが、それは日の出とともに起きる人の場合。6~8時くらいに起きて出勤する人では、早朝の眠りの質が落ちるだけです。遮光しゃこうカーテンを使い、小さな光も絶対に入れない覚悟で臨みましょう。

日本の住宅のせまさは、世界でもよく知られるところ。とくに子どもがいる家庭では、「自室なんて夢のまた夢」という家庭も少なくないでしょう。仕事や作業用のデスクやPCを寝室に置かざるをえないこともあります。けれど寝室は本来、眠るためだけの場所。わずかな光も入れないという意味では、PCもリビングに置くべきです。PCモニターや充電器のわずかな光も、寝室には入れないようにしてください。