31歳のサラ・アンダーソンさんも、これとよく似た体験をした。チアリーディングのコーチを務める彼女は、チームへの連絡によかれと思い、必ず笑顔の絵文字を添えていた。ところがあるバスケの試合中、チームメンバーの一人から、「その笑顔は嫌味に感じる」と面と向かって指摘されることに。アンダーソンさんは心底驚いたという。

このように、かつては間違いなく純粋な温かさや喜びを表していた絵文字だが、Z世代の間では全く異なる意味合いを持つようになった。オーストラリアのニュースサイト「news.com.au」は、特にコロナ禍でリモートワークが増えて以降、絵文字の解釈違いによるコミュニケーションミスが増加していると指摘する。