フィリピンの電動三輪タクシー事業がとん挫した理由

電動バイクで世界ナンバーワンになる。事務所は狭かったが、そこで徳重が口にする夢は誰よりも大きかった。すでに台湾やベトナムには、テラモーターズは進出を果たしており、フィリピンでは電動三輪タクシー事業の入札に参加。前途に強い手ごたえを徳重は感じているようだった。

「まずフィリピン市場をテラモーターズが押さえる。そうしたら次は、他の国でも販売するんです。EVだから環境に優しいし、中国製みたいに安かろう悪かろうじゃない。そのうち東南アジアのバイクは全部テラモーターズ製になりますよ。必ずしてみせます」

フィリピンの電動トリサイル
写真=iStock.com/Neil Bussey
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詳細な事業プランを見せてもらったわけではないので、どこまでが希望でどこまでが確定した未来なのか、その場で判断するのは難しかったが、彼の言葉が希望や願望で水増しされているのではないことは確実に伝わってきた。