外交官の身体は不可侵
近現代の国際社会において外交関係を司る上で「ゴールデン・ルール」の一つとして掲げられてきたのが、主権国家の代表たる地位にある外交官の保護である。
外交官の身体は不可侵とされ、外交官は、いかなる方法によっても抑留し又は拘禁することができない(外交関係ウィーン条約第29条)。
「外交官の中にも犯罪に従事するような不心得者がいないわけではないが、何らかの理由で外交官の身体の自由を奪うことができることになると、接受国(外交官の受入国)によっては様々な理由を付けて、場合によっては理由を捏造してまで外交官を拘束しないとは限らない。そうしたことは外交関係の遂行に対する著しい障碍をもたらす。こうした危険性についての国際関係の長い歴史を通じた国際社会共通の認識があって、絶対的な不可侵が認められてきた」旨(小松一郎著『実践国際法』信山社)説明されている。
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