10万人に10~20人の難病

久保田さんは、夫が「進行性核上性麻痺(PSP)」との診断を受けて、帰宅するとすぐにパソコンで情報収集した。すると、以下のようなことがわかった。

・進行性核上性麻痺(PSP)とは

脳の中の大脳基底核、脳幹、小脳といった部位の神経細胞が減少し、転びやすくなったり、下のほうが見にくい、しゃべりにくい、飲み込みにくいといった症状がみられる疾患。病気を発症して間もないころはパーキンソン病とよく似た動作緩慢や歩行障害などがみられて区別がつきにくいが、パーキンソン病治療薬があまり効かず、効いた場合も一時的のことが多く、症状がより早く進む傾向がある。

・10万人に10~20人程度の難病

1999年は10万人に5.8人程度だったが、最近は10~20人程度と推測されている。40歳以降に発症し、50歳代から70歳代に多く発症する。この病気になりやすい環境要因や生活習慣などはわかっていない。