2025年3月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。投資・年金部門の第2位は――。
▼第1位 「オルカン、S&P500」だけでは危険すぎる…資産3.7億円を築いた脱サラ投資家が「新NISA」で選ぶ"最強の投資先"
▼第2位 投資した瞬間に「負け確定」…ホリエモンが推す長期投資家が「絶対行くな」という場所、「絶対買うな」という商品
▼第3位 知識がない人は大損する「ねんきん定期便」正しい見方と落とし穴…ハガキが届いたら一番に見るべき項目
▼第4位 新NISAで9割の日本人はカモにされるだけ…荻原博子「絶対投資のアドバイスを受けてはいけない相手」
▼第5位 「オルカン」「S&P500」だけを買うよりずっといい…成功する個人投資家が「新NISAの枠」で必ず買っている有望株
100万円預けても利子が年1000円の銀行預金
銀行預金には「元本保証」があるため、一見すると安心で安全に感じられます。ペイオフ制度により、銀行が破綻しても1000万円までの預金と利子は保護されるからです。
しかし、だからといって、預金しておくだけで資産が確実に増えるわけではありません。むしろ、日本やアメリカなどでインフレが進行している状況下では、現金の価値が目減りするリスクを抱え続けることになります。
さらに銀行預金の金利はごくわずかです。例えば、2024年の日本銀行の追加利上げを受けてメガバンクが預金金利を引き上げました。しかし、その金利は0.02%から0.1%になった程度。100万円の預金で、年間の利子はわずか1000円です。
「銀行預金だけ」もまたリスク
その一方で、使わないお金を投資に回せば、預金金利をはるかに上回るリターンが期待できます。
最近、日本で新NISA(少額投資非課税制度)がはじまり、S&P500や日経平均株価などの株価指数に連動するインデックスファンドが大きな注目を集めています。インデックスファンドでは、平均して年率5%程度のリターンが期待できるとのデータもあります。
さらに個別株投資であれば、「メタトレンド」や「推し企業」をうまく見極められると、もっと高いリターンを得られるチャンスがあります。
もちろん、投資にはそれ相応のリスクが伴います。しかし、そのリスクと引き換えに、銀行預金と比較にならない利回りを得られる可能性が生まれます。
銀行預金がまったく不要かといえば、そうではありません。生活費や緊急時の出費に備える資金を預金しておくことは大切です。
ただし、それ以外の資金もすべて銀行に置いたままだと、インフレによる価値の目減りもさることながら、投資による資産成長の機会も逃してしまいます。必要以上に預金を増やすのもまたリスクなのです。