嫌だった異動も、やがて「財産」になった

入社直後の配属は役員秘書。灰皿洗いやお茶汲みの毎日でした。雇用機会均等法施行後は総合職に転換しましたが、まだ組織内で女性の扱い方が定まらない時代。頻繁な異動で思うように実績も挙げられず、昇進もできない焦燥感から転職を考えたこともありました。

しかし、今振り返れば、会社生活に無駄はありません。嫌だった異動も、社内に相談相手が増えてプラスになりました。『人財革命』には「社長の気持ちになって考えてみると、いろいろ見えないものが見えてくるはず」など、若いうちから読んでおきたいことが詰まっていて、職場での心の持ちようや振る舞い方に役立ちます。