2025年3月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。食生活部門の第5位は――。
▼第1位 だから「コンビニごはん」のほうが健康になる…和田秀樹「できるだけ家で料理を作らないほうがいい理由」
▼第2位 認知症になるよりよほど不幸である…高齢者の20人に1人が罹患している「最悪の病」を予防する食材の名前
▼第3位 1日に必要な栄養素をイッキにとれる…医師が「合理的でバランスがいい」と勧めるコンビニグルメ"の名前"
▼第4位 「時々食べる」だけでも認知症予防になる…82歳の脳科学者が真っ先に挙げる「日本人が大好きな食べ物」
▼第5位 老化を防ぎ、血圧を下げる…「103歳で大往生」まで元気だった経営者が60歳から毎朝欠かさなかった飲み物
※本稿は、市川歩美『味わい深くてためになる 教養としてのチョコレート』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
「チョコレートは健康によくない」は過去の話
「チョコレートは健康によくない」というイメージが一般的だった時代は、過ぎ去りつつあります。
近年ではその逆転現象で、健康のためにチョコレートを購入する人が増えています。私のまわりにも「おやつは、健康のためにカカオ分の高いダークチョコレートを選んでいる」という人が少なくありません。
さて、「どんなチョコレートが健康にいいの?」と聞かれることがよくあります。
もしあなたが、スーパーフードともいわれるカカオの健康効果に期待するなら、まずはカカオの割合が多いダークチョコレートを選んでください。
基準は、チョコレートのパッケージに書かれた数字です。包装紙やパッケージの一部に「カカオ72%」「カカオ80%」などと記されており、その数字が大きいほど、カカオが多く使われているということです。
おすすめは、カカオの割合が70%以上とされる「ハイカカオチョコレート」と呼ばれるタイプです。その人気は近年高まっており、スーパーやコンビニでもすぐに見つかります。
◆カカオ分70%以上のダークチョコレート(ハイカカオチョコレート)
カカオ含有量が多い、純粋な板チョコレートを選んでみましょう。甘いチョコレートやお菓子は、美味しくて幸せな気持ちになりますが、糖分を多く摂取することにもなります。
また、本書でも詳しく説明していますが、ポリフェノールを摂りたい場合は、ホワイトチョコレートではなくダークチョコレートを選んでください。
ホワイトチョコレートは、カカオの成分のうちカカオバター(油脂)のみを使用しているため、ポリフェノールはほとんど含まれていません。
ホワイトチョコレートって、クリーミーで美味しいですよね。私も好きですが、健康効果を求めるときはダークチョコレートを食べましょう。