2025年3月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。大河ドラマ部門の第1位は――。
▼第1位 身請け金は「5代目瀬川」を上回る2億5000万円だったが…姫路城主と結ばれた「吉原で最も有名な遊女」の末路
▼第2位 1億4000万円で盲目の大富豪に身請けされたが…吉原伝説の花魁・五代目瀬川を待ち受けていた「意外なその後」
▼第3位 「3億円で仙台藩主に身請け→吊るし斬り」という話も…五代目瀬川より悲惨な「落籍された吉原遊女たち」のその後
▼第4位 100年前の吉原の遊女は生理中も客を取った…腹痛に耐え「この苦しみを見て下さい」と神に祈った21歳の実録
▼第5位 「吉原史上最高の玉の輿」2億5000万円で落籍されたが…身請け先「姫路城主」のとんでもない好色ぶり
NHK大河で描かれた主人公と花魁の恋の結末
瀬川(小芝風花)は悩んだ挙句、盲目の富豪、鳥山検校(市原隼人)の身請けの申し出を受けることに決めた。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の第9回「玉菊燈籠恋の地獄」(3月2日放送)。
蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、自分の瀬川への気持ちに気づき、身請け話を断ってほしいと頼んだ。蔦重が最初、瀬川がいなくなると客が吉原から離れる云々というので、瀬川は反発したが、蔦重はついに自分の気持ちを正直に告げた。「後生だから行かねえで。俺がお前を幸せにしてえの。だから、行かねえでください」。
瀬川の年季が明けるまで待つと蔦重がいうので、2人は将来を誓い合ったが……。瀬川が身請けを断る旨を、所属する妓楼すなわち女郎屋である松葉屋の主人の半左衛門(正名僕蔵)と女将のいね(水野美紀)に伝えると、いねは瀬川が蔦重と思い合っていると察し、瀬川に一晩で5人もの客をつけるなど、妨害をはじめた。
また、松葉屋は蔦重を呼び出し、瀬川が客の「相手」をしているところを見せ、「お前さんはこれを瀬川に年季明けまでずっとやらせるつもりか? 客をとればとるほど命はすり減っちまう」と伝えた。蔦重は反論できず、ついに瀬川を吉原から「足抜け」すなわち逃亡させることを決意した。