生活習慣病が長期にわたると、指導管理料なども含め月々の支払いが高くなるケースがあります。がんの治療であれば、1回の支払いが万単位となることもあります。患者の中には「金の切れ目が、命の切れ目か」と本気で悩む人が少なくありません。信頼できる医師なら事前に、「この治療ではいくら必要です」と説明してくれます。自分でわからなくても、医療事務や相談担当に繋いでくれます。さらに、患者の経済的負担が大きすぎるのであれば、「別の手段を考えてみましょう」と提案してくれます。
診療を受け終わったあなたは、待合室へと戻ります。しかし、医師に聞きそびれた疑問点があった場合はどうするでしょうか。そんなときに頼りになるのが、看護師や事務スタッフです。
看護師に気軽に相談できる環境があると患者はとても助かります。不安があるとき、すぐに解消できるからです。そうした雰囲気が病院全体で統一されていれば、経営方針そのものが信頼できるといえます。一方、看護師、受付、事務などのスタッフが短期間にころころ代わるようでは、かかりつけ医としては不安です。
緊急時に対応してもらえるか、時間外診療をしてもらえるか、往診をしてもらえるか、電話やメールなどで診療してもらえるかどうかも、欠かせない条件です。
緊急かどうかを判断するのは、患者の主観でかまいません。また、定期的に通院しているケースで、次の診療までの間に困った状況が生じた場合、電話診察で解決できることは多いものです。次の診療まで我慢する必要はないのです。