ISWによれば、ロシア政府が警戒しているのは、退役後も心的外傷後ストレス障害(PTSD)にさいなまれ、社会復帰が困難な帰還兵が徒党を組むことだ。

これには前例がある。1979年にアフガニスタン侵攻を開始したソ連軍は10年に及ぶ戦闘の末、89年に撤退した。「アフガンツィ」(ロシア語でアフガン人という意味)と呼ばれたソ連兵が心身共にボロボロの状態で帰国すると、社会には動揺と混乱が広がった。

プーチン政権は同じ轍を踏むことを恐れている、というのだ。