もう農水省は解体するしかない

農林水産省で必要な能力とは、「特定の勢力の意向を聞く能力」「利害関係者と調整する能力」「いずれ自分がOBになることも考え、OBの天下り先の確保を含めた農林水産省の組織維持に貢献できる能力」「上司や自民党農林族にゴマすりを行う能力」であって、経済学等を応用して農業や農村の実態を客観的・科学的に分析し、国民のために適切な政策を企画・立案・実現する能力ではなかった。

何度も同じ不祥事が繰り返され、その都度反省や二度と問題を起さないという誓いがなされるが、すぐに元に戻ってしまう。また、今回のコメ不足の根本にある“減反政策”を廃止するためには、これを推進してきた農政トライアングルを消滅させなければならない。国民は本気で農水省の解体に着手しなければならないときが来たのかもしれない。

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