「ワークマン女子」は大型の業態開発実験といえる

加えて、コロナ禍の時代、密集を避ける必要からアウトドアブームが到来すると、アウトドア商品が加速的に売れるようになった。つまり、ワークマンの急成長を支えていたのは、スポーツ、アウトドア関連の商品であり、ワークマンプラスへの店舗転換であった、ということだ(図表2、3)。

【図表】商品ジャンル別売上の推移
ワークマンIR資料より(図表=筆者作成)
【図表】業態別店舗数の推移
ワークマンIR資料より(図表=筆者作成)

「女子」は2020年度から鳴り物入りでスタートしたのではあるが、その規模感は大型の業態開発実験といったレベルであり、全体業績への影響度は大きくはなかった。足元、業績は踊り場にあるが、これはアウトドアブームの消失による調整期に入ったことが主要因であり、「女子」の影響度はそんなになかったのである。

「女子」も当初の思惑通りにはいかなかったようだ。「女子」は立ち上げからSNS、マスコミ露出などでの話題作りには成功していたため、出店時にはかなりの売上が立つのだが2年目以降、想定以降に落ち込むことがわかってきた。