CMは視聴者を誤解させる表現だらけ
今年1月の記事〈病院でもらう咳止め薬よりも断然効果が高い…医師の間では常識「ひどい咳がラクになるスーパーで買える食材」〉にも書いたが、市販の医薬品のテレビCMは、その商品の効能・効果を強調するあまり、視聴者をミスリーディングしかねない表現であふれている。総合感冒薬にはカゼを治す効果などまったくないのに、繰り返し“早く飲めば早く治せる”かのようなCMを見せられ続けていると、勘違いしてしまう人も出てきてしまうのだ。
花粉症の季節到来とともに流されはじめた抗アレルギー剤のCMも同様、視聴者の誤解を招きかねない表現・構成となっているから、花粉症デビュー間もない“初級者”の人こそ十分に注意が必要だ。なぜならこれらのCMでは、薬を飲みさえすれば一発で花粉に打ち勝てるかのような表現・構成が採用されているからである。それも、異なる製薬会社が皆、面白いくらいに横並びだ。
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