無味無臭=悠仁さまの「気遣い」である

天皇陛下は、米国の俳優ブルック・シールズのファンを公言していたし、上皇后陛下は、2018年(平成30年)の誕生日に際しての文書での回答で、英国の作家P・G・ウッドハウスによる探偵小説に触れ、公務を離れたときに向けて「ジーヴスも2、3冊待機しています」とあきらかにしている。

皇族ももちろん、ひとりの人間である以上、好き嫌いがあって当然である。にもかかわらず、「好きな女優やアイドル、音楽」について「具体的に申し上げにくい」と言わざるを得ないところに、いまの皇族、とりわけ、悠仁さまの置かれた立場があるのではないか。

それだけに、つまり、ニュートラルというか無味無臭の答えだったからこそ、その気遣い自体が、悠仁さまの人柄を結果として伝えたとも思われる。「好きな女優やアイドル、音楽」を聞かれて、誰を挙げようと、「バッシング」の種になった恐れが高いからである。