枝ごと売るから江戸では「枝豆」、京阪は「さや豆」

【飯野】守貞謾稿もりさだまんこう』には、江戸と京坂の枝豆売りの違いが書かれています。江戸では、枝ごといだいて売っているから「枝豆」。京坂は枝を除き、皮は取らずに肩に乗せて売るので「さや豆」と呼ばれます。売り声も「湯出ゆでさや、湯出さや」です。そして、涼しくなると、おでんと燗酒を売り歩き始めます。

【久住】おでん! 燗酒もセットで⁉ 向こうから売りに来てくれるとは、風情がありますねぇ。

【飯野】下の絵のように保温できる容器に燗酒を入れて、担いで売ります。テイクアウトすることも多かった。