「画像解析×イチゴ」に絞り込んだ理由

起業後の数年間は、強みである画像解析の技術を生かして何ができるのか、トライアル&エラーの連続だったという。

「漠然と、自分たちだけではなく生産者の収益も上がるような事業がしたいと考えていました。そのために、生産者が直接販売できるECサイトを作ったり、画像解析技術を使って野菜の収穫時期を読み取る事業を考えたり。日々の糧を得るために、画像解析の受託業務も数多く担当しました」

「事業の方向性を明確に定めるまでは、外部からの資金調達をしたくない」と考えていた野秋さん。大学院では、画像解析技術を応用すれば、農作物の品種改良の期間短縮につながるところまでは研究していた。しかし、それだけでは生産者の収益向上には至らないのだ。