親は「できること」に目を向けたほうがいい

生きとし生けるものは、皆「今ある脳」の特性を精一杯、発揮しながら生きています。

すべての脳は、「今、できること」を表現しているだけ。そこに、その人の個性なり才能なり、何かしらの「真価」が秘められているのです。そしてそれは、いかようにも変わりえます。たとえ脳の右半分が失われても、左半分が増大するように。この点において、いわゆる障がいのある人の脳も、障がいのない人の脳も、実は同じと言えるのです。

子を持つ親としては、我が子が心配なあまり、つい「できないこと」にばかりフォーカスし、何とか克服させようと手を尽くすのが常なのかもしれません。私自身父親でもありますから、その気持ちはよくわかります。でも、実は、「すでに脳が表現していること」の中に、かけがえのない宝物がある、ということをぜひとも皆さんに覚えておいていただきたいです。