鮮魚店はこの45年ほどで5万店超→1万店弱に
1980年代には全国に5万店以上あった鮮魚店が現在は1万店を割っている。食品スーパーの魚売り場にはマグロやサーモンなどの人気魚種の冷凍品や切り身、刺身ばかりが並ぶ。はっきり言ってつまらない。鮮魚店が多種多様な魚を仕入れて、地域の客をワクワクさせながら食べ方を教える機能が低下しているのだ。世界に誇る日本の魚食文化の危機、とも言える。
不足しがちなたんぱく源を豊富に獲れる魚で補っていた時代はとっくに過ぎ去っている。海水温の上昇などで漁獲量が減った天然の魚よりも養殖魚や可食部の多い肉を選ぶ消費者も多い。四季折々の幸である天然魚を丸ごと味わう楽しさとありがたさを誰かが伝えなければならない。
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