キュレーターリスト
・書評家 東 えりか
北方謙三氏の秘書を務めた後、2008年、書評家として独立。もともと文芸書評を手がけていたが、現在は、エンターテインメント・ノンフィクションの面白さを布教中。医学や物理学も含め、大量のノンフィクションを読んでおり、選書が面白い。私が主宰する本のキュレーター勉強会の参加者でもあり、そこから7月15日に立ち上げ予定の本のキュレーションサイト「HONZ」にも参加予定。
ブログ●「本読みの理不尽」http://erkazm.blog10.fc2.com/
・ジャーナリスト 佐々木俊尚
「 キュレーター」という言葉を日本に広めるきっかけとなった『キュレーションの時代』の著者である。毎日新聞記者、月刊アスキー編集部を経て、フリージャーナリストとして独立した。いわゆる批判込みの評論的な紹介ではなく、あくまで「お勧めのものだけを紹介していく」というキュレーションの基本を理解しているので、彼がツイッターなどで紹介している本は一読に値するだろう。
ツイッター●@sasakitoshinao
HP●「佐々木俊尚公式サイト」http://www.pressa.jp/
・編集者、著述家 松岡正剛
1971年に出版社・工作舎を設立、前衛雑誌「遊」編集長としてカリスマ的な影響力を持つ。現在、編集工学研究所所長。2000年から書評サイトを開始。同じ著者の本は取り上げない、同じジャンルは続けない、最新本も取り上げるなどのルールの基に、04年に1000冊を達成、現在も続く。凄まじい数の本を読んだうえでお勧めを紹介、まさに知の体系化をやってのける。
HP●「松岡正剛の千夜千冊」http://www.honza.jp/author/1/matsuoka_seigow
・サイエンスライター 森山和道
サイエンス関連のノンフィクション本のキュレーターといえば、日本ではこの人しかいないだろう。元はNHKのディレクターだったのだが、本を読む時間が取れなかったためNHKを辞め、フリーランスになったという経歴の持ち主である。『クマムシを飼うには』(共著)などの著書あり。「日経サイエンス」で、科学書の書評を連載中で、記事はブログにもアップされている。
日経サイエンス●「森山和道の読書日記」
ブログ●http://moriyama.com/
インスパイア取締役ファウンダー。マイクロソフト日本法人社長を経て、2000年、インスパイア設立。著書に『本は10冊同時に読め!』など。